西茨城郡岩瀬町と真壁郡真壁町、大和村、協和町の広域合併を目指す任意の合併推進協議会の発会式が１０日、協和町役場に隣接する町公民館で開かれた。会長に岡野英一協和町長、副会長に川那子明三岩瀬町長と飯島輝信大和村長が就任したほか、協議会規約、事務局規程の承認、４町村と県の各代表者に委嘱状の取り交わしなどが行われ、筑西４町村の先行合併に向け大きな一歩を踏み出した。

　岡野会長はあいさつの中で「協議会では、２１世紀の地方自治体のあるべき姿について建設的な協議、論議を尽くし、住民の理解と協力を得、合併の実現を目指し誠心誠意努力していきたい」と決意を述べた。

　この任意協は今後、事務局を協和町に置き、年度内の法定協設立に向け、４町村の行政内容及びメリット・デメリットについての調査・検討、住民意向の把握、住民への周知、まちづくり建設計画（素案）の作成、法定協議会移行への検討などを行い、必要に応じて協議会、幹事会を開催する。

　動向が注目されている真壁町はこの日、議会代表者だけが参加し、真壁郡内一本化の合併を目指す平間小四郎町長をはじめ執行部側代表者は出席しなかった。

　選出された合併推進協議会役員及び事務局は次の通り（敬称略）。

【会長】▼岡野英一（協和町長）

【副会長】▼川那子明三（岩瀬町長）▼飯島輝信（大和村長）▼欠員

【幹事】▼上野征一（岩瀬町議会議長）▼潮田裕（真壁町議会議長）▼今井房之助（大和村議会議長）▼袖山信勝（協和町議会議長）

【事務局長】▼岩渕幹夫（協和町企画課長）

【事務局次長】▼大関浩（岩瀬町総務課長）▼小河原武（真壁町議会事務局）▼篠原晟（大和村総務課長）