横浜市環境創造局は、㈱CSKホールディングス(東京都港区・福山義人社長=以下CSK)が西区みなとみらい地区に計画している本社ビル建設に伴い、市環境影響評価条例に基づいてCSKがまとめた工事期間中や完成後、周辺に影響を及ぼすと想定する環境影響について、その調査項目とやり方を盛り込んだ「環境影響評価方法書(アセス方法書)」を明らかにし、五日から縦覧の手続きに入った。
このほど、CSKが本社ビルを計画しているのは、みなとみらい線新高島駅に近いみなみみらい四丁目の43街区と呼ばれている場所。CSKは、そこに地上三十二階地下二階建て、延床面積八三、四六〇平方㍍、高さ百五十五㍍のビルの建設を計画している。情報サービス事業を核とする本社機能を設置し、一部の階には最先端のがん治療の研究を行う「医科学系研究所」が入るほか、別棟の四階建ての低層棟には、市民やみなとみらい地区を訪れる人々を対象にした「賑わいと交流のための商業施設及び文化施設」を設ける。二十一年度着工、二十四年度オープンというスケジュールを描いてる。
方法書では、工事中の建設機械稼動による騒音や振動、大気汚染。供用後では電波障害、日照障害、風害、景観などについて調べる考えを示している。
縦覧は、三月二十一日までの土、日、祝日を除いて、市役所環境創造局環境保全部環境影響評価(中区真砂町二-二二関内中央ビル八階)、中区役所、西区役所で受け付けている。