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山梨県甲府市

藤村記念館多目的広場に/新都市拠点整備概要を公表

2008/02/19 山梨建設新聞

甲府市は、新都市拠点整備事業の概要を公表した。このうち、武田神社内から移築する藤村記念館は、場所を多目的広場の北東部に決定した。

同概要では、「甲府市藤村記念館」や「甲州夢小路」のほか、シビックコア地区連携機能についても明らかにした。

◆施行面積=土地区画整理(21・9h)拠点形成(25・5h)

◆施行期間=土地区画整理(平成3年度~25年度)拠点形成(平成15年度~21年度)

◆事業費=約393億円(土地区画整理費369億円・拠点形成費24億円)

◆事業内容

 ①北口駅前広場=3658㎡(平成20年度~21年度)

 ・駅前のターミナル機能を強化するとともに、よっちゃばれお祭り広場と一体的に整備する。交流空間としての高質化を図る。

 ②よっちゃばれお祭り広場=4827㎡(平成19年度~21年度)

 ・市民や観光客の憩いの場であるとともに、多様な交流目的とするイベント開催も可能な都市空間を創出。

 ③甲府市歴史公園=6039㎡(平成19年3月完成済み)

 ・甲府城の山手門や山手渡槽門を復元し、歴史的景観を後世に伝え、お祭り広場や舞鶴城公園との回遊性を高める。

 ④中央消防署=延べ1192㎡(平成19年2月完成済み)

 ・中心部の防災機能を強化し安全で安心な生活環境を確保。

 ⑤自転車駐車場=延べ1236㎡(平成19年8月完成済み)

 ・駅機能の利便性の向上を図る。

 ⑥甲府市藤村記念館=木造2階建て、延べ385㎡(平成19年度~21年度)

 ・国指定重要文化財である旧睦沢学校を武田神社境内より、甲府駅北口に移築。

 ⑦甲州夢小路=3224㎡(平成22年度完成予定)

 ・交流拠点としての駅前広場や多目的広場及び歴史公園と連携を図り、民間事業による歴史観光型集客施設を創設。

 ⑧甲府駅周辺土地区画整理=(宅地14・5h、公共用地7・4h)

 ・甲府駅周辺の大規模な空閑地(鉄道跡地)を活用した土地基盤整備を図り、潤いのあるまちづくりを目指す。



【シビックコア地区連携機能】

◆地区面積=8・1h

◆機能連携施設

 (1)甲府地方合同庁舎(新規)地下2階地上9階、合同宿舎102戸予定(平成20年度調査、21年度着工予定)

 ・国の行政機関のうち、8官署を集積する。

 (2)NHK甲府放送局(新規)新会館(平成20年度設計、22年度着工、23年度完成予定)

 ・地域文化の創造と情報発信の拠点。

 (3)北口県有地新規(検討中)

 (4)山梨文化会館(既設)

 ・丹下健三の代表作のひとつ。

 (5)ベルクラッシク甲府(既設)

 ・バンケット・コンペンション施設として機能。

 (6)駅前広場と、よっちゃばれお祭り広場

 (7)甲府歴史公園

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