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千葉県君津市

新年度で江川の橋梁に着工へ/六手貞元線、橋梁は2か年で整備

2008/02/20 日刊建設タイムズ

君津市は、「市道六手貞元線整備事業」で、新年度から江川を渡る橋梁に着工する。工事は08-09年度の2か年を予定。橋梁を先行して整備し進入路を確保し、その後、道路工に入る計画。今年度は、派川江川を渡る橋梁の詳細設計や路線・用地測量、物件調査等を委託している。同事業はまちづくり交付金事業として実施し、総事業費約16億円を投入し、延長約1.6㎞を整備する。

 橋梁の架設場所は貞元地先。規模は橋長約28.7m、幅員18.4m(歩道3.5m×2)の計画。橋梁の形式は単純鋼製床版桁。詳細設計はケーエスコンサルタント(木更津市桜町2-6-1)が担当。また、同橋梁のほか,派川江川を横断する橋梁も計画し、今年度で設計を完了した。5.5m×3.0mのボックスカルバートを予定。設計はケーエスコンサルタントが担当。

 このほか今年度は、用地測量と物件調査を委託。用地測量は昨年度で現地調査を実施しており、それをもとに測量をまとめる。測量面積は約8.5ha。測量はサンワ測量設計(君津市中島623-1)が担当。委託金額は515万円。昨年度の用地測量は2件に分けて委託し、その1を中央測量設計(君津市大和田5-3-2)、その2を東正測地(君津市久保3-2-11)が担当した。また、物件調査は東正測地(君津市久保3-2-11)が担当し、委託金額は590万円。

 同路線は、JAきみつ貞元支店付近から市道君津駅前線までの約1.6㎞(幅員15.0m・歩道両側3.5m×2)を整備する。事業地は貞元、上湯江、中富の各地先。

 同路線は、市内六手地区と貞元地区を結ぶ幹線道路。事業は02-06年度でまちづくり総合支援事業として君津駅前線とともに実施し、六手地区の六泉橋からJAきみつ貞元支店までの約4.5㎞区間が03年度に開通した。その後、君津駅前線の整備を進め、同路線が昨年8月に完成したことから、六手貞元線の未整備区間に着手することになった。

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