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全関東電気工事協会/関東東北産業保安監督部長賞に/埼玉県チームが輝く/第16回技術競技大会開催

2008/02/21 埼玉建設新聞

 全関東電気工事協会(会長=小澤浩二・全日本電気工事工業組合連合会会長と埼玉県電気工事工業組合理事長を兼務)は、「第16回全関技術競技大会」を、このほど東京都江東区枝川1丁目地内の東京電力㈱枝川技能訓練所で開催した。競技大会には、東京、埼玉、千葉、神奈川、茨城、栃木、群馬、山梨、静岡の1都8県の各都県電気工事組合から9チーム36人(新設・撤去作業3名、調査業務1名の1チーム4名)の選手が参加し、最優秀賞の関東東北産業保安監督部長賞に埼玉県チームが輝いた。

 同大会は、東京電力㈱が協賛、関東東北産業保安監督部、関東電気保安協会、全日本電気工事業工業組合連合会、優良機材推奨認定関係会社が後援した。

 同競技大会は、電気の新設・撤去工事において、的確な施工と安全を重視した基本作業の定着および公衆安全の確保を図るとともに、信頼される登録調査機関として、調査員の調査能力向上を図ることが目的で、高度な技術力と的確な安全確保などを競い合った。

 小澤会長は、開会式で関係者にお礼の言葉を述べてから、「今大会は、昨年9月に開催する予定でしたが、台風の影響でやむなく延期ということになりました。この競技大会は、私たち電気工事業者の技術研鑚の場として定着し、的確な工事施工や安全対策への配慮などを競い、技術・安全の向上に大きく貢献してきたものと考えています。また、第11回大会より調査業務を競技種目に追加し、調査技術の向上にも努めるなど、競技内容の充実にも努めてまいりました。私は、工事品質、調査業務品質の向上を、事業計画の柱に掲げ取り組んでいます。私たちは、技術者集団でありますから、技術・技能向上が最優先となり、ともすれば安全面がおろそかになりがちです。安全無くしては、業務品質の向上は有り得ないことを、肝に銘じていただきたい。本大会を、基本作業の定着や安全対策の更なる向上の契機にしていただきたい」とあいさつした。

 この後、司会を担当した全関の中條事務局長から、大会役員、競技実行委員、審査委員が紹介された。そして、選手代表の佐藤直史氏(千葉県チーム)が、「私たち選手は、この大会を通じ、電気工事の的確な施工と安全を重視した基本作業の定着、公衆安全の確保を図るとともに、施工証明書の活用による、不適合工事の更なる低減に努めます。併せて、調査員の調査技能・応接マナーの向上を図り、お客様・受託元から信頼されるよう努めます」と宣誓し、午前11時50分に競技が開始された。

 競技は、新設作業、調査業務、新設検収および審査、撤去作業、撤去検収および審査、最終審査と進み、午後4時30分から表彰式が行われた。

 小澤会長は、「今回の大会では、特に安全面を注視し競技を見せていただきましたが、各チームともに、技術向上はもとより、安全面に対して格段の向上が図られていることが確認できました。本日、出場の選手、関係者の皆様におかれましては、是非、地元へお帰りになりましたら、今後実施される安全研修、安全パトロールなどの中心となり、ご活躍いただくことを期待しています」と講評した。

 そして、審査委員長を務めた関東東北産業保安監督部の岡電力安全課長から審査結果が発表された。埼玉チームに続く第2位の東京電力㈱社長賞を静岡県チーム、第3位の関東電気保安協会理事長賞を東京都チーム、第4位の全日本電気工事業工業組合連合会会長賞を千葉県チーム、第5位の全関東電気工事協会会長賞を栃木県チームが受賞し、神奈川県、茨城県、群馬県、山梨県の4チームが努力賞だった。


【写真上=小澤会長(前列右から2人目)に祝福される埼玉県チームのメンバー】

【写真下=ゴム手袋の安全を確認する埼玉県チームの選手】

全関①001459.JPG 全関②001460.JPG

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