財務省関東財務局は13・14年度入札参加資格における格付け基準および工事、建設コンサルタント業務の計算式を明らかにした。
格付け基準に関しては、土木と建築はA1、250点以上(予定価格7億2、000万円以上)、B1、100点以上1、250点未満(3億円以上7億2、000万円未満)、C850点以上1、100点未満(6、000万円以上3億円未満)、D850点未満(6、000万円未満)に設定している。
電気、管、大工、舗装、造園などの工事はA900点以上(1、500万円以上)、B700点以上900点未満(500万円以上1、500万円未満)、C700点未満(500万円未満)となっている。
点数の算出方法は、0・35×A+0・1×B+0・2×C+0・2×D+0・15×E。Aは年間平均完成工事高、Bは自己資本数値および職員数値の点数、Cは経営状況、Dは種類別技術職員数値、Eは労働福祉、安全成績、営業年数とし算出方法は経営事項審査に近いとしている。
一方、建設コンサルタントはA145点以上(1、000万円以上)、B85点以上145点未満(350万円以上1、000万円未満)、C30点以上85点未満(350万円未満)とそれぞれ設定した。
計算式は、A×(B+C割る120+1)。Aは年間平均実績高、B直前2年の事業年度における実績高について算出した平均実績高の区分による自己資本額および職員数、C流動比率、自己資本固定比率、総資本純利益率、営業年数。
13・14年度の資格者数は6、065、コンサルタント840。同局は12年度単年度の入札資格参加受け付けを行い、その時は5、000者台だったようだ。理由としては、消費税の払込証明書の添付を条件としていたため、入札参加を受け付けられなかった業者もあったようだ。