新田西部土地区画整理事業を進めている埼玉県草加市は、7月の工事発注を目指し、近く新栄町貯留槽詳細設計を委託する。工事は9月議会の承認を得て着手。14年度までの2か年で建設する。当初予算には5億2、500万円の継続費を設定した。同事業地内では、このほか3か所に貯留槽設置を計画している。
貯留槽は、同土地区画整理事業地内の雨水流出抑制対策として、新栄道下公園(第4公園)地下に建設するもの。同事業地内での貯留槽初弾工事となる。貯水量4、000立方m。貯留後は伝右川にポンプ排出する。
基本設計での規模は、20m×50m、深さ4mで、壁体は厚さ700mm。水槽内部にはφ900mmの柱27本を設置。基礎杭はPC杭でφ900mm、長さは29mと24m。数量は40本。
ポンプ規模は、詳細設計内で決定する。基本設計は都市開発設計事務所(新宿区)が担当した。
今後は、3公園にそれぞれ2か年での建設を予定。15年度からは長栄東公園(第8公園)、16年度から清門中公園(第11公園)、17年度から長栄中公園(第7公園)で着手。