銚子市は、ＰＦＩ事業で実施する「市立銚子高等学校施設整備等事業」の参加者を公表した。先月２２日に参加申し込みを締め切り、審査を行い、参加資格を確認した。参加者は安藤建設グループ、鴻池組グループ、清水建設グループ、三菱ＵＦＪリースグループの４グループ。各グループは今月１０日までに提案書を提出し、審査委員会（委員長・植田和男日本ＰＦＩ協会理事長）が審査し、来月中旬を目標に優先交渉権者を決定する。

　工事の着工は来年度の予定で、２０１０年７月３１日までに完成させ、完成後に市へ所有権を移転する。維持・管理業務の期間は２０３０年７月３１日まで。事業方式はＢＴＯ方式。提案価格の上限は６５億８０００万円。

　アドバイザー業務は、みずほ総合研究所（東京都千代田区内幸町１－２－１）、梓設計（東京都品川区東品川２－１－１１）、西村あさひ法律事務所（東京都港区赤坂１－１２－３２）の３者が担当。

　安藤建設グループは、代表企業が安藤建設、構成企業が佐藤総合計画、織田吉郎建築設計事務所、田杭建設、ベルックスの４社で、協力会社が栗原工業。

　鴻池組グループは、代表企業が鴻池組、構成企業がビケンテクノ、協力会社が環境デザイン研究所、日本コムシス、東洋熱工業。

　清水建設グループは、代表企業が清水建設、構成企業が岡田土建、大星ビル管理、協力会社が山下設計。

　三菱ＵＦＪリースグループは、代表企業が三菱ＵＦＪリース、構成企業が戸田建設、大勝建設、三菱電機ビルテクノサービス、協力会社が類設計室。

　同事業は、銚子高校（春日町２６８９）と銚子西高校（野尻町１６００）を統合し、銚子高校の敷地内に新高校を整備する。銚子高校の敷地面積は約４万㎡で、施設は教室・管理棟と体育館・部室棟で構成する。規模は、教室・管理棟が延べ９７００㎡、体育館・部室棟が延べ４２００㎡で、総延べ面積は１万３９００㎡。

　また、銚子警察署下の市有地に第２グラウンドを整備する。第２グラウンドの面積は約２万㎡で、野球練習場とする。

　なお、同事業は、談合事件などにより入札参加業者を確保できない事態を回避するため、今回は例外的な措置として指名停止措置要領の適用を一部除外する。