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埼玉県桶川市

都市計画道路駅東口通り線(W25m)の早期事業化、新たな組織づくりを目指す

2001/05/24 埼玉建設新聞

 埼玉県桶川市は、桶川駅東口開発計画で、都市計画道路駅東口通り線(W25m)の早期事業化とともに、6、700㎡で計画する駅前広場の都市計画決定に向け、新たな組織づくりを目指している。道路整備などで問題となってくる周辺商業者の移転については、高崎線沿線の市有地約2、000㎡を活用するほか、駅前に立地する南小学校用地を活用していく方針。南小学校は老朽化と単学級という状態から、近隣の北小学校との統廃合も検討されている。開発では、公共下水道の整備も含めて実施する方針。 桶川駅東口は、仲仙道から駅へアクセスする道路が狭いほか、駅前広場も未整備状態。同駅西口は昭和63年に再開発ビル「マイン」が整備されており、東口についても事業化に向け数十年前から検討が進められていた。

 東口の整備は、仲仙道と南小学校北側道路、市道をアウトラインとする約10haを対象に土地区画整理事業による基盤整備を計画。これまでに、地元で組織するまちづくり研究会や、開発推進委員会などを立ち上げ勉強会を開いてきたが、換地による住宅移転や商業店舗の配置問題などについて合意形成が図られず凍結。区画整理による開発は困難との結論から、組織も解散した。

 しかし、駅前道路や広場整備については市、地元とともに必要性を認識していることから、道路、広場を重点的に実施していく方針にシフト。

 駅東口通り線は昭和29年に都市計画決定されているが、駅前広場については未決定。市は今年度中にも都市計画決定に持ち込みたい考え。

 今年度は改めて地元組織を発足させ、合意形成を図っていく方針だが、ここでも、移転問題が浮上してくるのは必至。代替地として挙げられているのは、国鉄清算事業団から取得した高崎線沿線の市有地約2、000㎡ほか、南小学校(寿1-8-27)用地9、620㎡。

 同小学校は昭和39年に校舎建設後、増築を重ね、48年までに校舎5棟と体育館を整備。児童数は230人、8学級(5月1日現在)で、単学級学年が発生しているほか、耐震診断では改築の必要性が認められている。

 先月、初登庁した岩1055正男市長は、「(東口開発で)南小は避けて通れない問題」と位置付けており、近接する北小学校(西1-4-27)との統廃合も選択肢の1つとしてとらえている。統廃合は東口開発を進展するうえで今後、大きな課題となりそうだ。

 南小学校校舎規模はRC造3階建て、延べ床面積939㎡(34年建設)と同1、392㎡(35年建設)のA棟、RC造2階建て、延べ床面積682㎡(41年建設)とS造2階建て、同405㎡(48年建設)のB棟と、木造平屋建て、床面積218㎡(37年建設)のC棟。体育館はS造2階建て、同333㎡で48年に建設された。

 北小学校の施設整備は昨年度、校舎増築設計業務を村山建築設計事務所(桶川市)に委託、RC造3階建て、延べ床面積約1、500㎡規模の特別教室棟建設を今年度予定していたが、当初予算に工事費が盛り込まれなかった。

 北小学校校舎概要は校地面積2万4、281㎡にRC造3階建て、延べ床面積839㎡(42年建設)、266㎡(46年)、1、568㎡(48年)のA棟と、RC造3階建て、延べ床面積2、889㎡のB棟。38年建設の体育館はS造平屋建て、床面積は772㎡。児童数は728人(5月1日現在)。



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