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しののめ信金/景況レポート/2回目

2008/04/15 群馬建設新聞


しののめ信用金庫は、2回目の景況レポートをまとめた。レポートは、同金庫営業地区である前橋、高崎、富岡地域の中小企業における1月~3月期の全業種総合の業況と4月~6月期の予想をまとめたもの。

それによると1月~3月の業況判断DIは、前期比で2・1ポイント改善し、5期ぶりの改善となったが、地区別においては景況感に温度差が見られる結果になった。高崎地区でのDI値が▲15・5だったのに対し、前橋地区では▲24・1と8・6ポイント差がついた。業種別でみると、製造業、サービス業、不動産業が改善となったのに対し、卸売業、小売業、建設業では悪化するなど業種によるバラツキも見られた。収益は不動産業を除いて全ての業種で悪化した。販売(請負)価格は、製造業、小売業、サービス業で上昇したが、卸売業、建設業、不動産業では下落した。建設業は、業況判断・収益・請負価格全てでマイナスの結果となった。

一方、来期の見込みをみると、全業種で改善を見込んでおり、予測業況判断DIは4・1ポイントの改善となっている。業種別では不動産業が悪化、小売業が横ばいとなっているほかは改善を見込んでいる。

業種別のなかから建設業についてみると、業況判断DIは▲20・7と前期比0・6ポイント悪化した。売上額、収益、請負金額とも悪化しており、また経営上の問題点は、前回調査の「売上の停滞・減少」にかわって「材料価格の上昇」が最多になった。

来期の予想業況判断DIは、▲19・7と1・0ポイントの小幅な改善を見込んでいる。請負価格は、▲16・9と依然として低迷するが、収益については2・1ポイント改善され▲17・5を予想している。全国の業況判断DIは当期が3・2ポイントの悪化、来期も2・1ポイントの悪化となっている。


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