合角ダム湖畔整備を進める埼玉県小鹿野町は、ダム湖上流の吉田川を利用して渓流釣り場を220m区間にわたり整備していく。設計は昨年度、南建設(長瀞町)が作業。9月の着工予定としている。事業費1億1、896万5、000円を計上した。
計画地はダム湖半ほ倉尾ふるさと館の上流部分。220m区間の吉田川を石を配置して、川を堰き止めるような格好で7区画程度のつり場を設ける。流れを阻害しないよう配慮するとともに、出来れば各区画で上流側から落差を持たせていきたい考えもあり掘削の可能性も検討している。
このほか、一時的に魚をストックする養畜池も設置する。魚の種類はニジマス、ヤマメ、イワナの3種類が検討されており、養畜池は1池で中を4槽程度に分割していく。
また管理用の小屋を設け、つり道具の貸し出しも行う。
駐車場や釣った魚を焼いて食べたいなどの要望も考えられるため、ふるさと館と調整を進めている。