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国土交通省長岡国道事務所

ドライバーに「憩いの場」/17号線五日町パーキング完成

2008/04/22 新潟建設新聞

 豪雪地帯を貫く一般国道17号沿いに新たな休憩施設が完成した。名称は「五日町パーキング」。場所は南魚沼市寺尾字北原地先で、裏手に五日町スキー場が広がる3000㎡の敷地に、24時間利用可能なトイレや、休憩所を兼ね備えた落ち着いたピンク色の施設棟(115㎡)が完成。

 平成19年3月から既に駐車スペースとして供用開始されてきた同所は、冬期間の急勾配区間に対するドライバーの対応(チェーン脱着等)を容易にし、登坂不能車の軽減等冬期の円滑な交通確保に役立ってきたが、この度の休憩施設の供用により、一層の安全交通への期待が高まるものとなりそうだ。

 これまで一般国道17号では、塩沢ステーション~堀之内除雪ステーションまでの約40㎞において、大型車の駐車可能な公共の休憩施設がなかったことから、両休憩施設のほぼ中間となる「五日町」に施設整備が検討されてきた。今回の整備により、長距離ドライバー等の休憩施設としての機能のほか、40インチ液晶モニター2台が提供する道路交通情報や道路映像が一層の安全走行に寄与すると、長岡国道事務所では多くの利用を呼びかけている。

 駐車スペースは普通車19台、大型車10台、身障者用2台が用意されており、トイレ施設には身障者用のほかに、オストメイト(人工肛門・人口膀胱保有者)用の整備も完備されている。

 なお、施工は山﨑組(長岡市)、設計は小林設計事務所(三条市)が担当。


【写真=17号沿いに完成したパーキング】

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