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栃木県壬生町

北関東自動車道休憩施設と周辺開発構想策定業務に着手

1998/06/30 栃木建設新聞

 壬生町は、北関東自動車道休憩施設及び周辺開発構想策定業務に乗り出した。町内への北関道パーキングエリア設置が内定したことを受け、壬生総合公園(国谷地内)の活用を視野に入れた地域拠点整備策を練り上げていく。

 構想策定業務は今春、(株)栃木都市計画センター(宇都宮市下戸祭二-一六-五)に二百八十五万円で委託された。庁内組織と連携しつつ、十二月末までに構想を仕上げる。高速道路利用者ばかりでなく、総合公園利用者も楽しめる施設整備の在り方を探る。

 壬生総合公園は十二年度に開催される第十七回全国都市緑化とちぎフェアの誘致会場に決まったほか、併設された『おもちゃ博物館』が町内外の来訪者の好評を博している。こうした町固有の施設の一層の周知を図るには、北関道の通過が絶好の機会。

 これまで以上に町を代表する公共施設の知名度アップを狙い、高速道路利用者が立ち寄りたくなるような方策を打ち出していく。構想策定後は日本道路公団(JH)や県と協議を重ね、町の姿勢に対する理解と協力を求めていく。

 北関道の町内横断区間は施工中の都賀町~上三川町区間(一九km)に含まれ、既に土工事の発注が完了。橋梁工事の発注は今年度末までに終了する見通しで、予定工事を順調に消化している。パーキングエリアの建設時期は、北関道の供用開始後になるとみられる。



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