国交省関東地整アルプスあづみの公園事務所は1日、平成20年度事業概要の記者発表を行った。大町・松川地区の林間トレイル整備が今後の発注のなかで注目される。
大町・松川地区について、同事務所では21年度春季の一部開園を目指し事業を進めているところで、開園予定のセンター、保全および林間レクリエーションの各ゾーンの主要建物はすでに完成している。林間トレイルに関しても2工区に分け3月に入札を執行したが、鋼材高騰等などにより予定価格に至らず不調となり、発注が遅れている状況。
林間トレイルはセンターゾーンから森の体験舎までのL235mと、体験舎からサテライトハウスの間L325mを結ぶ空中の散歩道。高い箇所は地上9mもあり、普段と違った角度から森とふれあうことができるとしている。事務所では降雪期を迎えるまでに完成させたい意向で、夏頃の契約を目指して再度入札する方針。
このほか、今年度は開園に向けて植栽や建物の展示施設、区域内の誘導・サイン等の整備を行っていく計画。大町・松川地区の一部開園後は、すでに基本設計が完了している堀金・穂高地区の北地区(田園文化ゾーン)整備にシフトしていく。
【写真:公園入口に展示してある林間トレイルの模型。場所によっては足下がのぞけるところもある】