群馬県測量設計業協会は14日、前橋市内のウエルシティ前橋で第42回通常総会を開催した。今年度は任期満了による役員改選があり、新たに吉岡慧治氏(三陽測量)が会長に就任した。また、理事・監事にも5人が新役員として名を連ね、生まれ変わった新体制での再スタートを誓った。
吉岡氏は「いいところは残し余分なところは排除し、必要と思える活動を推進したい。会員各社が生き残れるようにしていきたい」と力強く豊富を述べた。また、副会長に就任した黒岩保弘氏は、「非常に難しい時代。力を合わせてがんばりたい」と呼びかけ、続いて同じく副会長となった冨永伸樹氏は「若返った体制で、協会が活発な活動ができるように尽力したい」と決意を話した。
また、冒頭あいさつに立った杉山久前会長は、「問題に真っ正面から取り組み、地域の役に立てる協会になっていかなければならない」と述べ、来賓を代表して川瀧弘之部長代理として登壇した重田佳伸技監は、「県で行っている様々な施策は、全て公共事業の信頼感を取り戻したいという思い。重要なのは、最初に行われる測量や設計。この部分を協会に担ってもらっている」と話し測量の重要性を訴えた。
議事では、19年度の事業報告や収支決算、20年度事業計画案などを協議し全て全会一致で承認された。計画によると引き続き県関係部との意見交換会などを実施。また、国に対して県内業者の優先活用やダンピング排除による適正競争などを要望するほか、JPGISなどの技術研修会も積極的に行っていく。
新役員は次の通り(敬称略)。会長=吉岡慧治(三陽測量)、副会長=黒岩保弘(黒岩測量設計事務所)、冨永伸樹(冨永調査事務所)、理事=嶋田大和(技研測量設計)、殿村雅史(協和テクノ)、関和行(上武測量設計)、田村義一(測研)、酒井千富(測設)、監事=折田浩一(開発技術)、横田今朝夫(横田調査設計)