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群馬県高崎市

旭町地内でJR鉄道線立体交差に歩行者アンダーパスを増設

2001/06/11 群馬建設新聞

 群馬県高崎市旭町地内で都市計画道路・旭栄町線とJR鉄道線の立体交差部へ歩行者及び自転車占用のアンダーパスを整備する同市都市施設課は、JRとの工事協定に向けた調整を進めており、8月頃にも締結を交わし秋口からの本体着工を目指している。工事は、軌道下のアンダー部はJRへ委託して発注、取付部については市が入札執行する。

 JR線で分断されている市中心部の駅東西口を結ぶ連絡道のなかで最も近い既存アンダーは、幅員が狭いうえ片側に備えられている歩道部は完全に分離されておらず、学生などの利用者も多く早急な改善策が求められていた。このため、現道北側に新たなアンダーを整備することとし過年度に設計をJR東日本コンサルタンツ(東京都渋谷区代々木2-2-6電話03-5371-8116)が作成した。また、新アンダー部の西口側には同アンダーを挟んで高崎駅に延びる歩道が構想されており、これに接続できるよう階段を備え付けておく。

 新アンダーは、取付部を含めて約200m(W3・5m)となり、このうち鉄道下は約40m。掘削は、上部の鉄道線が複雑に入り混んでいること等から工事桁工法を採用、ボックスカルバート(W4m、H2・5m)を現場で製作する。勾配は、利用性に考慮して5%以下としゆるやかな傾斜とするほか、夜間の安全性を確保するための照明やお知らせ板などを備える。掘削は、西口側から東口に向かって促進することになりそうで15年度の完了を目途とし、総事業費は10億8、400万円を試算しており、13年度事業費は2億5、000万円余り。



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