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埼玉県県土整備部

荒川新架橋整備ルート選定業務がまとまる

2001/06/12 埼玉建設新聞

 埼玉県県土整備部が昨年度、パシフィックコンサルタンツ(多摩市)に委託した荒川新架橋整備に向けたルート選定業務がまとまり、近く県、都で組織する荒川新架橋検討会議に報告する。調査業務では、3案挙げられていたルートのうち、新荒川大橋と戸田橋間に新橋を架設するルートを基に調査を進めてきた。同会議では、さらに検討を進めた後、地元説明会に入っていく。

 荒川新架橋は、県と東京都を結ぶ新たな東西道路の整備を目的に計画されているもので、これまでに現況調査や、河川断面強化策、架設位置や想定ルートを検討。昨年度までに新荒川大橋下流部(Aルート)、新荒川大橋と戸田橋間(Bルート)と戸田橋上流部(Cルート)の3案を挙げた。ルート選定業務は有力とされるB案を基に検討してきた。

 アクセスは、県道川口草加線からの延伸を想定。Bルートでは、同線から東京大宮線へ接続した後、国道122号、JRをパスして新架橋に接続させる方針。東京都側は環状8号線に接続させる計画。

 同会議では、調査結果を基に検討を重ね、調整がついた時点で地元説明に入っていくが、都市計画決定まではしばらく時間がかかりそう。



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