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埼玉県入間市

都市計画マスタープランを策定

2001/06/13 埼玉建設新聞

 埼玉県入間市は、「都市計画マスタープラン」を策定、このほど公表した。目標年次は平成26年。将来の人口を16万5、000人に想定している。同プランでは、全体構想のほか、5地域に分けた地域別まちづくり方針で構成。今後、各分野に盛り込んだ方針に沿って事業を展開していく。

 まちづくりの目標は①活力のあふれるまち②利便性のよいまち③災害につよいまち④すべてのひとにやさしいまち⑤優れた緑と景観のあるまち--。全体構想では、土地利用や道路、公園・緑地など7分野におけるそれぞれ方針が盛り込まれている。

 地域別まちづくり方針は次のとおり。

【西武地域】

 ▽土地利用=仏子、元加治駅周辺の生活拠点機能の充実による地域利便を向上

 ▽道路整備=生活道路整備による居住環境の向上と防災性の向上。他地域と連絡性の強化・充実を図るため都市内幹線道路の整備推進

 ▽公園・緑地=入間川、公園・緑地、公共施設などを結んだ水と緑のネットワークを形成

【豊岡地域】

 ▽土地利用=中心拠点(商業・業務)機能の充実や多様な機能の導入

 ▽道路整備=幹線道路の整備による交通渋滞の解消や地域生活に密着した生活道路などの拡幅整備により利便性や防災性を向上

 ▽公園・緑地=土地区画整理事業などにより、計画的な公園・緑地の配置・整備

【金子・東金子地域】

 ▽土地利用=緑と自然に囲まれた居住地に利用。また、農業生産拠点、緑の拠点づくりを推進

 ▽道路整備=中心地や他地域との連絡性強化。面的基盤整備推進による生活道路、狭あい道路の解消、歩行空間を整備

 ▽公園・緑地=加治丘陵の緑の保全だけでなく、レクリエーションの場として整備

【藤沢地域】

 ▽土地利用=市の副次拠点にふさわしい利用。近接する豊岡地域と一体となるような利用推進

 ▽道路整備=生活道路の拡幅整備。幹線道路、武蔵藤沢駅へのアクセス性向上、歩行空間の整備・充実をやバリアフリー化を推進

 ▽公園・緑地=土地区画整理事業により人口規模に応じて配置・整備

【宮寺・二本木地域】

 ▽土地利用=地域特性に応じた住環境などを形成。圏央道入間インターチェンジや国道16号を有効活用し、中心拠点(産業)となるような利用推進

 ▽道路整備=中心地域や他地域との連絡性強化

 ▽公園・緑地=狭山丘陵の保全・活用と地域の中心となる公園・広場の整備推進



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