国土交通省は、港湾空港工事における「施工プロセス検査+出来高部分払い+総価契約単価合意+三者連絡会」を「プロジェクトX」と命名した。5月から6月にかけて、本省担当者が各地方整備局に足を運び、内部で周知徹底した。同省では「プロジェクトXによって何が生み出されるか」を注視する考えで、本年度、52件(港湾空港各事務所1件以上)で実行する。
現行で期待される効果としては、①品質確保②キャッシュフローの改善③双務性の高い受発注者関係、元下関係の構築―を掲げている。
「プロジェクトX」の構成要素のひとつである三者連絡会は、港湾空港で独自に実施している取り組み。発注者・施工者・コンサルで構成する三者会議とは違い、発注者・施工者(元請)・下請で構成している。