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(独)建築研究所

記者懇談会-港区虎ノ門パストラルで開催

2001/06/14 

 建築研究所(茨城県つくば市、山内泰之理事長)は記者懇談会を港区の虎ノ門パストラルで開催した。冒頭、山内理事長は「今年1月の省庁再編により建設省の建築研究所から独立行政法人になり、研究成果を専門家向けに発表するだけでなく、技術指針などのかたちで一般の技術者にも役立つように取りまとめ発信するとともに、国民の皆様にも分かりやすい形で公表し、着実に社会に還元していきたい。加えて、従来は取材依頼があれば対応するという方式を取っていたが、今年度からは積極的にニュースを発信し、研究活動をPRしていきたい」と今後の方針を述べた。

 初めての記者発表ということで、同研究所に関する説明があり、今後、同研究所がニュース発信していくための基本媒体となる「建築研究所ニュース」の紹介があった。今回は①交流研究員制度の創設②同研究所が著作・編集した「改正建築基準法の構造関係規定の技術的背景について」の紹介③住環境に関する感性面の評価の分析④文部科学大臣表彰の受賞-の4項目について発表があった。

 文部科学大臣表彰では、同研究所の山内泰之理事長が「鋼構造建築物における新しい耐震性向上基準の開発」により科学技術功労者表彰を、古瀬敏住宅・都市研究グループ長が「住宅のユニバーサルデザイン化に関する研究」により、研究功績者表彰を受賞した。



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