主要地方道伊勢崎深谷線の本県伊勢崎市(旧境町)から埼玉県深谷市に架かる上武大橋架替事業を進めている県伊勢崎土木事務所は今年度、道路改良工事と用地買収を促進する計画で事業費約1億円を確保している。
同事業は、上武大橋の架け替えと前後の取付道路の改良工事を実施するもので、橋梁部の建設については埼玉県が実施し、建設費用は両県で折半する。取付道路については、それぞれの県が整備工事を進めていく。上武大橋は、昭和9年に架設され老朽化が激しく、また朝夕に慢性的な渋滞が発生しているため、現況の幅員5・5mを11mに拡幅する。また、それに併せて前後の取付道路の拡幅も実施する。
群馬県側は延長約670mを対象に幅員を11・25mへ拡幅する。車道は3・25mが2車線で片側歩道とする。すでに一部工事着手しており、今年度はさらに100mの拡幅工事を実施する。同路線は、伊勢崎市の雨水幹線工事も平行して進めているため、工事発注時期については市の工事の進ちょく状況を見ながらとなるが、下期に入ってからの入札となりそうだ。工事は一括で発注される。全体の事業期間は27年度まで。
設計は、三陽測量(前橋市天川大島町3―8―3電話027―243―6211)が担当した。