「技術力・提案力と総合力をつけなければ」。今月6日の総会で、さいたま市建設業協会新会長に就任した斎藤恵介氏。コンプライアンスを重視した組織を目指す。
就任とほぼ同時にさいたま市が発表した入札制度改正については「適正な技術など各企業の努力が成果として評価される」と一定の評価を示す一方、業界としての課題は「要望活動を行う」と積極的な姿勢を見せる。
120万都市のさいたま市は、マーケットが大きくチャンスがも広がっている反面、ライバルも多い。その中で業者を選択する習慣が出来上がっている市民の目も厳しい。競争社会を生き抜くためには「官のみならず、市民からの評価も得られなければならない」と、地域と一体となった施工の必要性を重視。
旧4市がひとつになった協会は、コミュニケーションを向上させ、情報の交換、共有を進め、魅力ある協会目指し「やらなければならないことはたくさんある」。会員219社のトップとして手腕を発揮するのはこれからだ。
【写真=抱負を語る斎藤会長】