群馬県内で初となる自由設計（オーダーメイド）による分譲マンション「（仮称）シエル・ジャルダン南町」の施工業者を池下工業、井上工業、立見建設の３社の中から選定する方針で、現場説明会を１８日に行った。

　事業主体は、民間事業主（藤原勝氏）で、６月中に施工業者を決め、７月にも工事に着手し、１４年６月の完成を目指す。建設場所は、ＪＲ前橋駅南口から徒歩３分ほどの同市南町３丁目６５－２外。敷地面積は、８０６・６３㎡で、既存の一般住宅を解体した後に建設する。施設規模は、ＳＲＣ造地下１階地上８階建て、延べ床面積約２、３００㎡で、屋上には庭園が設けられている。

　内部は、１階を店舗（２区画）に充て２階以上を分譲マンションとし、計１５戸を備える。駐車場は、敷地内の余剰地に各戸１台分のスペースを確保する。また、需要の高いインターネットにも対応できる、付加価値の高いマンション。２１世紀型のマンションとして、住む人のニーズや個性を尊重した群馬県初のスケルトン型定借方式（通称・つくば方式）を採用。

　これにより建設コストを抑えられるほか、従来型のあらかじめ設定されたレイアウトではなく入居者が自分たちのライフスタイルや予算に合わせて内装などが自由にプランできるなどのメリットがある。

　すでに販売総戸数１５戸はほぼ完販に近い状況と、好評だ。なお、設計はＭＯ設計（前橋市石倉町３－１３－３、電話０２７－２５３－１８５７）が作成した。