県水戸土木事務所は、水戸市から整備促進を要望されている都市計画道路3・3・2号中大野中河内線の整備状況を、このほど開かれた県議会土木委員会県内調査で説明した。それによると、事業化している千波工区(水戸市千波町、L720m)では、今年度も改良工事を実施。酒門工区(水戸市酒門町、L約1600m)については、千波工区の完了後に速やかに事業着手できるよう検討調査を進めていく。
中大野中河内線は、水戸市の中心部に集中する交通を分散させる水戸勝田環状道路の一つに位置付けられ、県と水戸市が施工区間を分担し整備を進めている。
県施工分は5730mで、そのうち元吉田工区(水戸市元吉田町、L930m)は供用。
千波工区は延長720m、幅員25m/13mで、事業費36億5000万円を見込み10年度に事業着手。用地取得や工事を進め、18年度は事業費1億9000万円で工事を、19年度も事業費1億7000万円で工事を進めた。19年度までの進捗率は91%。
20年度も改良工事を進める。2発注見通しによると、延長120mの街路改良工事を第3四半期に予定している。
一方、酒門工区については、千波工区の完了後に事業着手の予定。17年度までに環境調査、図化測量、交通解析調査などを実施。18年度には交差点予備設計を、19年度には事業化検討調査を行っており、今後も調査関係を進めていく。