東京都三鷹市は第3次三鷹市基本計画第1次素案をまとめた。同計画は22年度までを対象期間とするもの。高環境・高福祉のまちづくりを目標としている。駅周辺の整備推進、産業プラザ2期棟建設などを計画。市では市民の意見を取り入れつつ、さらに計画を具体化、策定へと進める方針。なお財政フレームについては第2次素案で提示する。
【再開発】
三鷹駅前地区再開発は基本計画を改定。駅前広場については第2期整備を推進する。三鷹センター・文化劇場跡地周辺では再開発を検討、東八道路周辺地区・上連雀地区・市立アニメーション美術館周辺地区の整備構想も検討する。
【商業環境】
(株)まちづくり三鷹を主体に、産業プラザ2期棟を建設する。商業への支援機能を中心に情報課を支援、コミュニティ施設や駐輪場も整備する。ほか三鷹台駅や井の頭駅前周辺地区の整備構想も検討する。
【障害者福祉】
調布基地跡地に3市共同で建設を予定している障害者施設のうち、三鷹市担当分の身体障害者通所授産施設の建設計画を検討。建設時期や施設規模などを具体化する。
【生涯学習】
生涯学習センター(仮称)を整備する。建設地については三鷹駅前再開発の配置計画で検討。また新川・中原地区に南部図書館(仮称)を建設する。
【道路】
調布保谷線、都市計画道路3・4・7号線等の整備を促進。市道第135号線(三鷹台駅前通り)、第56号線(井の頭地区)でも整備を進める。コミュニティ道路整備は市道第23号線(井口CC前)、第39号線(大沢ふるさとセンター周辺)などで計画。
【住環境】
大沢・新川市営住宅は建替えにより集約化。公団住宅建替えの際には、福祉施設・教育施設の合築やSOHO対応住宅の整備を要請していく方針。
【ごみ処理】
新ごみ処理施設整備計画の策定を推進。調布市とともに、PFIでの建設を考えている。
【情報環境】
市政情報提供の電子化を推進。また次世代通信網を整備・活用する。電子申請・電子入札の導入も実施。
【その他】
計画している総合スポーツセンター(仮称)について、建設仕様などを見直す。なお建設にあたってはPFIの活用も考えている。ほか全小中学校に学校図書館を配置。整備完了次第、順次地域に開放していく。子育て支援としては下連雀三丁目に子ども家庭支援センターを整備する。