長野市は19日、平成20年度優良工事表彰式を市生涯学習センターで挙行し、鷲澤正一市長や岡田荘史市議会議長らが列席のもと、受賞12工事を施工した11社1JVの功績を称えた。昨年度中に竣工した1件100万円以上の工事1184件から選りすぐられたもので、出来型はもちろん、施工計画や安全管理が極めて良好であった。
19年度の工事成績評定平均点は76.3点。前年度に比べ0.7点上昇した。審査経過報告の後、あいさつに立った鷲澤市長は「『魅力と存在感のあるまち』を築くため建設事業は必要不可欠。公共工事の計画的・安定的な確保は極めて重要」との認識を示すとともに、「平均点数が年々向上しているのは、施工技術向上の証し」と企業の姿勢を評価。「優良工事の受賞を入札参加条件に反映するなど、さらに検討を行いたい」と優良企業に対する優遇措置の強化を示唆した。
また、岡田議長は「業界のリーダーとして、今後もまちづくりへの支援、協力をお願いしたい」とエールを送った。
これを受け謝辞に立った北條組の北條髙巳代表は、関係者の指導に感謝を述べるとともに「この受賞を契機に、さらに技術の研鑽を重ね、優良な工事の施工により長野市の発展に寄与できるよう努力していく」と一層の活躍を誓った。
受賞者及び表彰工事は8月1日付参照。
【写真㊤=鷲澤市長と岡田市議会議長を囲み記念撮影。㊥=鷲澤市長が受賞者一人ひとりに表彰状を授与。㊦=謝辞を読む北條組の北條代表】