林道上野大滝線の開設事業を推進する県秩父農林振興センターは、年内に群馬県上野村との県境までの約四〇mを発注する。
同線の開設は、大滝村と群馬県上野村を結ぶもので、昭和六十三年に事業化された。
本県側の総延長は八、一〇七mで、幅員は三・六~七・〇m、開通は平成十四年度を目指して、両県で工事が進められている。ルートは大滝村中津川地内の、県道中津川三峰口停車場線雁掛トンネル手前から神流川支川広河原沢に沿って上流に向かい、南天山の東側を通って群馬県に抜ける。
昨年度までに七、八二九mが完成し、今年度は県境トンネル(約四〇〇m、幅員七・〇m)までの残り一一七m(幅員七・〇m、内トンネル部七七m)を実施、トンネル部については先月発注となり、残る約四〇mについても年内には発注される予定。来年度には、待望の県境トンネルに着手する。