横浜市は独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が整備主体、相模鉄道㈱が運営主体で事業化を計画している都市高速鉄道第6号相鉄・JR直通線(いわゆる神奈川東部方面線)の位置、区域、構造などを示した都市計画素案の縦覧手続きを開始するとともに、二十四日から計画沿線の三か所において住民説明会を実施した。
神奈川東部方面線は、横浜や神奈川県央部と東京都心部へのアクセス性の向上などを目的に計画された路線で、保土ヶ谷区西谷町の相鉄線西谷駅と神奈川区羽沢町のJR東海道貨物線横浜羽沢駅の三・〇三㌔を結び、そこからJR横須賀線、湘南新宿ラインに乗り入れるもので、独立行政法人鉄道建設・運輸施設整備支援機構が整備主体、相模鉄道㈱が営業主体で、整備主体と営業主体と分離し進める都市鉄道等利便増進法を活用し整備を進める。同法は、総事業費のうち国が三分の一、県と横浜市が三分の一、残りの三分の一を鉄道・運輸機構が資金調達して施設の整備を行う、相鉄は整備主体の機構に使用料を払い営業を行うという仕組みだ。三者では、総事業費六百八十三億円を投じ平成二十七年の開業を目指している。開業すれば、これまで二俣川から新宿まで五十九分の主要時間が、四十四分に短縮されるという。運行は、朝のラッシュ時に一時間あたり四本、その他は二から三本程度の頻度で走らす考えだ。さらに東部方面線は、羽沢駅から新横浜(仮称)を経て東急東横線に直通する計画も進められている。
同線に関し三者では、昨年十月に沿線住民を対象に事業者説明会を開催するほか、十一月に環境影響評価方法書を作成し、手続きを進めている。
このほど発表された計画素案によると、路線は、保土ヶ谷区西谷町を起点に同区東川島町を経て、神奈川区羽沢町に至る延長三、〇三〇㍍(地下式一、九三〇㍍、地表式一、一〇〇㍍)で、西谷駅と羽沢駅を設け、保土ヶ谷区西谷町、東川島町、神奈川区羽沢町、羽沢南二丁目、三丁目を都市計画による土地の区域として定めた。
構造は、地表の西谷駅から擁壁構造で地下に下り、国道16号下を箱型トンネルで抜け、そこから直径一一・四㍍の円形トンネルで環状2号線の下を走り、東電シールド、帷子川分水路トンネルの上を行き、羽沢駅(仮称)手前で箱型トンネル、駅を過ぎて、貨物線までを擁壁構造、土工という構成で考えられている。同事業に伴い、相鉄では、西谷駅の二俣川方向に留置線を設ける計画を立てている。
トンネルは密閉型シールド工事で掘削し、その他の掘削工事は、当初のNATMから必要に応じて止水性の高い土留め壁や地盤改良などを用いて整備する。
都市計画素案は、二十五日から九月八日までの二週間の日程で、横浜市まちづくり調整局都市計画課(横浜市中区相生町三丁目五六番一号JNビル五階)で縦覧できるほか、市ホームページでも見ることができる。
一方、素案のとりまとめに伴い、市内三か所で行われた説明会では計画概要や今後のスケジュールをスライド等で説明した後、住民からの質問に答えた。このうち二十四日に催された上星川小学校では、駅が設置される羽沢駅へ至る歩道を含めたアクセス道路の整備を求める声、新線整備を機としたまちづくり計画の有無について市などの考えを問う声や、トンネル工事に伴うシールドの位置、駅舎の規模など、工事着工時期について質問が寄せられていた。このほか、運行本数や運賃などについても尋ねられていた。
これに対し、駅周辺のまちづくりは、区役所とともに、検討に入っていることを明らかにし、着工時期について、現状では見通しが立てられないなどと答えていた。
















