石岡市は、上池公園の再整備工事を来年度に実施する方針だ。市民プール跡地の敷地およそ6000㎡を、まちなか公園として整備する。実施設計と測量の委託入札を9月3日に執行予定だ。
旧上池公園は、昭和35年、都市計画決定を受けて都市公園として整備。その後、市民プールとして同地を整備し利用されたが老朽化などを理由に解体し、国に土地を返還した。
この工事では、土地を国から買い取り、国のまちづくり交付金を活用して上池歴史公園として再整備するもの。
国有地を含む敷地およそ6000㎡で、現在は更地でフェンスに囲まれている。
現在までに国有地を買収して市有地としたほか、基本設計と測量を㈱トデック(茨城営業所・水戸市城南)で実施。ワークショップを開きながら方向性をまとめた。
それによると、「誰でも遊べる原っぱの公園」をコンセプトに、築山、歩道、四阿、トイレなどを整備する方針。
今年度は実施設計と測量を進め、細かい配置などを詰めていき、ワークショップを開いて最終確認。来年度の工事発注に向けた準備を進めていく。
実施設計と測量の委託入札は、9月3日に指名6社(あい造園設計事務所、環境・グリーンエンジニア、協和コンサルタンツ、国際開発コンサルタンツ、サンキコンサルタンツ、トデック)で実施する予定。希望価格に税抜き655万円を設定した。
なお、工事費は約1億円を想定。余裕を持った額で、その予算枠で工事を発注していく。