県越谷土木事務所は、岩槻市加倉地内で寸断されている国道一二二号下り線の延伸について、十一年度の着工が予定されている同一二二号バイパスの供用開始後に予算措置していく考えだ。
同土木事務所管内の国道一二二号は、東北道とほぼ並行して上下線二車線専用道が走っているが、下り線が岩槻市加倉地内の国道一六号地先でストップ。ここからは上り線と交互通行となり、国道一六号との交差部は慢性的な渋滞となっている。
同土木事務所は、一六号地先からの延伸を以前から計画しており、用地もほぼ確保されているものの、国道一二二号バイパスが供用されていないなどの理由から工事発注ができない状態となっている。
延伸ルートは、一六号地先から東北道沿いに、岩槻、蓮田両市境の馬込橋までの延長約四・一km。幅員は一二m。完成すれば下り線専用道となり、早期完成が待たれる国道一二二号バイパスを利用して県道大宮栗橋線にアクセスできる。
事業着手について同事務所では、県杉戸土木事務所が整備を進めている国道一二二号バイパスの供用を待ってから作業に入りたいとしているため、早くても十四年度以降からとなりそう。工事は馬込橋方面から整備していくもよう。
同バイパス整備は蓮田工区一・三km区間の整備案がこのほどまとまり、詳細設計を進めているところ。順調に行けば十一年度には工事発注が予想される。