学校法人山梨学院(古屋忠彦理事長)は、フジタの設計施工で、山梨学院舞鶴寮S館新築工事(甲府市酒折1-66-1)、早野組の設計施工で、砂田ソフトボールスタジアム増築工事(甲府市砂田町255-3)を実施している。来年3月の完成を目指す。
山梨学院施設課では、学生の経済負担も少なく、充実した快適な大学生活を送れるよう、今後も目的に応じた寮の建設を構想している。
このうち強化育成クラブ女子寮は、S造7階建て、延べ床面積2980・77㎡の規模(建築面積421・88㎡で、敷地面積1593・68㎡)。1階には遠征などに使用するゲストルーム(寝台30人)、食堂(座席42人)、厨房で2階から7階までは居室として、5人相部屋(24室、120人収容)を計画している。居室内部は、部屋毎に共有スペースとプライベートスペース(5部屋)を整備。また、共有スペースにはリビング・バス・トイレ・ミニキッチンのほか、プライベートスペースは、それぞれに机・ベッド・クローゼットを設置する。
さらに、女子寮は選手の育成や補強、チームプレーの強化を目的として建設し、入居対象部員は、ソフトボールとバスケットボール部員を予定している。
一方、ソフトボール増築工事は既存の高校生ソフトボール場のリニューアルと、成人ソフトボール場を新たに建設する。開発総面積は2万8410・08㎡。高校生ソフトボール場は、既存のグラウンドに15~20㎝の盛り土を行い、雨水によるグラウンドの緩みを防ぐ。管理棟(延べ床面積370・95㎡)として、スタッフルーム、医務室、フリーベンチスペース、更衣室(72人収容)などを整備する。成人用グランドは、ソフトボール専用人工芝のグラウンドを新設するもの。これに伴い、管理棟としてスタッフルーム、記録室、観覧席(166席)、ダックアウト(ベンチ・30席、両サイドに更衣室)、クラブハウス(ロッカー室・75人、シャワールーム・5室、会議室・72人、トレーニングルーム)、人工芝の室内練習場(200㎡、天井高さ6・3m)を建設する。
【写真上=舞鶴寮S館・イメージ図】
【写真下=砂田ソフトボールスタジアム】