記事

事業者
千葉県北千葉道路建設事務所

本線、ランプ橋各2件で土屋橋詳細設計/県北千葉道路 瀬戸跨道橋は和合コンサルで予備設計

2008/10/01 日刊建設タイムズ

 県北千葉道路建設事務所は今年度、「北千葉道路建設事業」の成田工区で「(仮称)土屋橋」の橋梁詳細設計を委託した。同橋は、国道408号とJR成田線をオーバーする橋梁。国道408号との交差は、東京方面へのオンランプと成田方面へのオフランプで、設計は本線橋2件とランプ橋2件の4件に分けて委託した。今年度はこのほか、「(仮称)瀬戸跨道橋」の予備設計も委託している。

 土屋橋の本線橋は橋長465m。設計は、東京方面に向かうその1をいであ(東京都世田谷区駒沢3-15-1)、成田方面に向かうその2をウエスコ(千葉営業所:千葉市中央区本千葉町13-1)にそれぞれ委託。委託金額はその1が2790万円、その2が2300万円。

 その1は、架設場所が成田市押畑外地先。橋梁の形式は7径間連続少数鈑桁橋で、橋長は約295m。その2は、架設場所が成田市ウイング土屋外地先。橋梁の形式は5径間連続少数鈑桁橋で、橋長は約200m。

 ランプ橋の設計は、オフランプとなるその3を協和コンサルタンツ(東京都渋谷区笹塚1-62-11)、オンランプとなるその4をシーアンドエスエンジニアリング(本社:福岡市博多区恵比寿3-24-9)にそれぞれ委託。委託金額はその3が1422万円、その4が3150万円。

 その3は、架設場所が成田市押畑外地先。橋梁の形式は4径間連続少数鈑桁橋で、橋長は約166m。その4は、架設場所が成田市押畑外地先。橋梁の形式は5径間連続少数鈑桁橋で、橋長は約193m。

 また(仮称)瀬戸跨道橋は、印旛村道の付け替えで、架設場所は印旛村瀬戸地先。村道は小原大竹線。橋梁の規模は約690m。予備設備は和合建設コンサルタント(千葉市中央区末広1-1-4)が担当。委託金額は700万円。

 このほか今年度は、昨年度で予備設計を実施した(仮称)下金山橋梁、(仮称)取香川橋梁、(仮称)国道51号横断橋梁について、詳細設計の委託を検討している。

 (仮称)下金山橋梁は、根木名川を横断する橋梁で、架設場所が成田市下金山地先ほか。橋梁の規模は橋長570m、幅員17.25m(4車線、歩道なし)。予備設計は千代田コンサルタント(東京都千代田区飯田橋3-3-7)が担当。予備設計の委託金額は1130万円。

 (仮称)取香川橋梁は、取香川を横断する橋梁で、架設場所が成田市東金山外地先。橋梁の規模は橋長180m、幅員17.25m(4車線、歩道なし)。予備設計は国際航業(東京都千代田区六番町2)が担当。委託金額は1760万円。

 国道51号横断橋梁は、成田市山之作地先で国道51号を高架でオーバー。橋梁の規模は橋長60m、幅員17.25m(4車線、歩道なし)。予備設計は新構造技術(東京都江東区亀戸1-42-10)が担当。委託金額は650万円。

 一方、工事では今年度、(仮称)1号橋、同2号橋、同6号橋、同12号橋の下部工(橋台)を発注する。1号と2号橋はA2橋台、6号と12号はA1橋台を発注する予定。いずれも指名競争入札で、1号、2号は近く発注、6号、12号は年内の発注を目指す。

 印旛工区では全14橋の橋梁を予定し、すべての詳細設計を完了している。

 (仮称)1号橋は、架設場所が印旛村松虫地先。橋梁の規模は橋長70m、幅員9.0m(片側歩道3.0m)。橋梁の形式は鋼単純細幅箱桁橋。詳細設計は明和技術コンサルタント(千葉市若葉区源町109)が担当。

 (仮称)2号橋は、架設場所が印旛村松虫地先。橋梁の規模は橋長70.3m、幅員8.25m(歩道なし)。橋梁の形式は鋼単純細幅箱桁橋。詳細設計は構造エンジニアリング(東京都台東区浅草橋4-20-5)が担当。

 (仮称)4号橋は、架設場所が印旛村瀬戸地先。橋梁の規模は橋長230m、幅員11.75-14.47m(歩道片側3.0m)。橋梁の形式は鋼6径間連続少数主桁橋。詳細設計は長大(東京都中央区日本橋蛎殻町1-20-4)が担当。

 (仮称)5号橋は、架設場所が印旛村吉高地先。橋梁の規模は橋長57.5m、幅員11.75m(歩道片側3.0m)。橋梁の形式は鋼2径間連続鋼少数主桁橋。詳細設計は道路建設コンサルタント(千葉市中央今井1-23-7)が担当。

 (仮称)6号橋は、架設場所が印旛郡印旛村吉高地先。橋梁の規模は橋長317.0m、幅員11.75m(歩道片側3.5m)。橋梁の形式は8径間連続鋼少数主桁橋。詳細設計は日本シビックコンサルタント(東京都荒川区西日暮里2-26-2)が担当。

 (仮称)9号橋は、架設場所が印旛村松虫地先。橋梁の規模は橋長417.5m、幅員8.25-11.75m(歩道なし)。橋梁の形式は4径間連続+9径間連続鋼少数主桁橋。詳細設計は近代設計(東京都千代田区鍛冶町1-9-16)が担当。

 (仮称)12号橋は、架設場所が印旛村吉高地先。橋梁の規模は橋長375m、幅員8.25m(歩道なし)。橋梁の形式は10径間連続鋼少数主桁橋。詳細設計はセントラルコンサルタント(東京都中央区入船1-4-10)が担当。

 (仮称)8号橋と13号橋は印旛沼渡河橋。8号橋は、架設場所が印旛村吉高地先。橋梁の規模は橋長592m、幅員11.75-14.75m(歩道片側3.0m)。橋梁の形式は鋼4径間連続鈑桁端+鋼6径間連続細幅箱桁橋+鋼2径間連続少数主桁橋(歩道片側3.0m)。詳細設計は八千代エンジニヤリング(本社:東京都新宿区西落合2-18-12)が担当。

 (仮称)14号橋は、架設場所が印旛村吉高地先。橋梁の規模は橋長592m、幅員8.25m。橋梁の形式は鋼4径間連続鈑桁端+鋼6径間連続細幅箱桁橋+鋼2径間連続少数主桁橋(歩道なし)。詳細設計は八千代エンジニヤリングが担当。

 北千葉道路は、印旛村若萩を起点に、国道51号、408号、464号などの主要な道路と交差し、国道295号に接続する成田市大山を終点とする延長13.5㎞の道路。このうち印旛村若萩から成田市に至る約9.8kmが成田新高速鉄道と一体的に整備する区間で、残りの3.7kmが道路の単独区間。

 鉄道との一体区間9.8kmのうち、起点から印旛沼を経由して成田市北須賀地先までの約4.2kmを県が施行し、成田市押畑から国道408号までの5.6kmを国が施行する。2期区間の3.7kmは県施行。

 同道路の区分は第3種第1級で、4車線。設計速度は80km/h。道路幅員は21.75m(車道片側2車線7.0m×2、歩道片側3.5m、中央分離帯1.25m)。開通は2014年度が目標。

紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら