(仮)つくば東バイパスの早期事業化を-。つくば市、土浦市、下妻市、八千代町の3市1町で構成される「国道125号整備促進期成同盟会」(会長・市原健一つくば市長)は6日、県庁を訪れ、国道125号整備促進を知事らに要望した。
国道125号は、県南、県西地区を東西に結ぶ広域幹線道路として整備が進む。しかし、幅員の狭い箇所やバイパス、歩道など、整備の必要な箇所が残されていることから、期成同盟会が整備促進の要望活動を実施している。
また、ことし5月の「道路特定財源に関する基本方針」の閣議決定で道路特定財源の一般財源化が盛り込まれ、道路行政の厳しい状況を受け、要望活動に力を入れているもの。
要望当日は、市原会長ら一行が県議会や土木部長室、知事室を来訪。
市原会長が「つくばエクスプレスの開通などを機に、県南地域の交通量は増大している。真に必要な道路の計画整備を」と要望書を手渡すと、橋本知事が「限られた予算内で努力したい。ただ、道路特定財源がどうなるか分からない状況。新政権を見据えていきたい」と応えるに止まった。
期成同盟会では、つくばバイパス(L5・9㎞)のさらなる整備促進を求めたほか、同バイパスの東側にあたる(仮)つくば東バイパス(L9・8㎞)の早期事業化と未決定ルートの早期決定を要望。
さらに、つくばバイパスから西側にあたる下妻・八千代バイパスの早期事業化、八千代地区(L1㎞)の交差点改良・歩道整備を求めた。
国道125号の整備にあっては、阿見土浦バイパスが開通し、下妻拡幅整備が完了。さらに、今年度中には新治拡幅事業が完了する予定。また、つくばバイパス事業や八千代町内の交差点改良、歩道整備も進めている。
要望事項
◆一般国道125号4車線化の促進を図ること。
◆平成21年度予算編成にあたって所要の道路整備費の確保を図ること。
①(仮)つくば東バイパスなどの早期事業化および未決定ルートの早期決定(新規)=約L9・8m、バイパス整備
②つくばバイパス(継続)=L5・9㎞、バイパス整備
③下妻・八千代バイパスの早期事業化(新規)=L5・5㎞、バイパス整備
④交差点改良・歩道整備(八千代地区)(継続)=L1㎞、交差点改良、歩道整備