東京都昭島市は、学校環境整備の一環として取り組んでいる除湿温度保持機能復旧事業について、田中小学校での工事を計画している。
設計はこのほど、相和技術研究所(目黒区、電話03・3713・1101)へ委託した。14年度以降の工事を目指して、内容検討を進める。市が新たに作成した3か年実施計画(13~15年度)では、総事業費に2億329万円を見積もっている。
学校除湿温度保持機能復旧事業は、老朽化した校舎の空調設備を更新するもので、既存冷暖房機器の撤去・新設などを行う。市内小・中学校計21か所で順次、防衛庁補助対象事業として推進している。田中小学校(田中町三丁目4-1番地内)の校舎はRC造3階建て規模、延べ床約4、900㎡面積。老朽対策として10年度では屋上防水工事を実施しており、今後は温度保持復旧事業のほかに余裕教室改造事業に向けたも進める予定。
今後の除湿温度保持機能復旧事業については、市の実施計画で田中小学校のほかにも福島中学校(福島町三丁目20-1番地内)、清泉中学校(宮沢町一丁目9-1番地内)、つつじケ丘南小学校(つつじケ丘三丁目3-15番地内)での着手を掲げている。福島中には設計・工事に計2億927万円、清泉中には設計・工事に計2、280万円、つつじケ丘南小には設計に500万円の経費投入を見込んでいる。