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埼玉県飯能市

業務完了は年度末/更新に向け基本計画/クリーンセンター

2008/10/31 埼玉建設新聞

 飯能市は、クリーンセンター(下畑768-1)更新に向け基本計画策定に着手した。受託者はパシフィックコンサルタンツ(さいたま市、電話048-658-0471)。納期は年度末となっている。

 同事業は、施設が稼動後26年経過し老朽化が進んでいることや、維持管理に要する経費も増大していることから更新するもの。19年度は市の部長級9人からなる、ごみ処理施設整備検討委員会を立ち上げ方向性などを審議。また今年度に入って同検討委員会の下部組織となる作業部会を結成。事務レベルで作業も進めている。同部会はこれまで4回会合を開催、今後の予定は現段階では決まっていない。

 一方計画策定に向けては、環境省が制定した廃棄物の3R(リデュース、リユース、リサイクル)を総合的に推進するための循環型社会形成推進地域基本計画を21年度以降委託する構え。整備内容も引き続き検討していく。更新後の施設の能力は「人口などを勘案し、現在の施設より若干小さくなるのではないか」としている。

 このほか、施設は平成12年に大規模改修を実施しており、施設延命化を図っているが、残余期間も少なくなってきている。

 なお、既存施設の設計施工はクボタが手掛けた。設備は焼却施設が100t/16時間(50t×2炉)で、粗大ごみ施設30t/1日。焼却炉形式は准連続焼却式焼却炉。破砕機はクボターアイダル形シュレッダ。建物はRC造およびS造。敷地面積は約2万6328㎡となっている。





【写真=施設更新に向け基本計画策定を進めているクリーンセンター】



施設更新に向け基本計画策定を進めているクリーンセンター(アップ)001816.jpg

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