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東京都昭島市

東中神駅北側地域で課題と構想案をまとめる

2001/07/16 東京建設新聞

 東京都昭島市は東中神駅北側地域に関して、12年度にまちづくり計画策定調査を実施し、課題と構想案をまとめた。概要を基に都との調整・協議、地元の合意形成に努め、13年度内で方向性を導き出す。

 調査対象となったのは、JR中神駅北側の既成市街地。同地域については「立川基地跡地昭島地区土地利用構想」を都が示し、駅前商業・業務地として土地区画整理による一体的な整備の方向性が掲げられている。市のまちづくり計画は、区画整理との関連を考慮し、地域の将来像を示すために協議会やアンケートを通して作成。地元合意が得られず難航していることから、整備課題と構想案、事業手法などを整理した。

 整備課題としては都計道とJR線のアンダーパスや駅舎改善、駅前広場の一体的整備、集会施設ほか公共公益施設整備などを挙げる。この上で地域を駅前広場、商業系、住宅系に分けた「まちづくり構想案」を示した。市では長期計画や都市計画マスタープランの中でJR中神駅地域周辺を「新・交流拠点」として位置づけていることから、今後、この構想案を基に地元の合意形成に努め、整備促進を図っていく。

 一方、立川基地跡地昭島地区(78ha)の土地利用については、都からスケジュールが示されている。市街化区域及び市街化調整区域の整備・開発又は保全の方針について15年度末都市計画決定、16年度事業認可。土地区画整理及び多摩川上流処理場については14年度内原案提出・アセス手続き、15年度末都市計画決定。下水道処理場分譲は18年度着工、都立総合公園建設は19年度事業認可、21年度着工を見込む。



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