大久保地内にある三津屋古墳の本体復元工事を計画している群馬県吉岡町生涯学習課は、現在進めている設計が終わり次第、9月頃に復元工事を発注する見通し。
直径約25mで八角形の同古墳は、7世紀後半の古墳時代後期の貴重な古墳で、皇族墳墓の可能性が高く、全国的に見ても発見例は少なく極めて珍しい。
同町としても同古墳を中心とした周辺整備を図り、町の活性化につなげたいとしている。13年度は、本体の復元工事と石室の見学ができるスペースを整備するほか、案内板等の付帯工事などを14年度に実施する予定。なお、13年度の当初予算に工事費として7、140万円を計上している。