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最適者に梓設計/市民会館の設計プロポ

2008/12/03 長野建設新聞

 中野市は2日、市民会館改築の設計者選定にあたり実施した公募型プロポーザルで、最適候補者に梓設計(東京都品川区)を特定したと発表した。次点は香山壽夫建築研究所(東京都文京区)。

 先月12日に行われた最終審査のヒアリングには、2社のほか山下設計、新居千秋都市建築設計、柳澤孝彦タック建築研究所、日建設計・宮本忠長建築設計事務所JV、久米設計名古屋支社・エーシーエ設計JV―の計5社2JVが参加。春田浩司・社団法人公共建築協会副会長を委員長とする審査委員会が、翌13日に特定した。

 梓設計の提案について同委は、「オーソドックスだが、バランスが良い」「設計体制、省エネ、安全性、コスト等、総合的に堅実」「建物形状は、狭い敷地にあって対峙しないやさしさがある」などと評価した。

 新たな市民会館は、市役所南側の駐車場や車庫などがある敷地に建設。庁舎も一部取り壊す。建物規模はRCまたはSRC造(一部S造)延べ4500㎡以内とし、客席は段床固定で800以上を確保する。予定工事費は23億円。建設工事は平成22年6月~24年3月の2カ年で計画している。

 将来的には、新市民会館完成後に現市民会館を取り壊し、跡地に新たな市庁舎を建設する計画だ。


 【写真=梓設計の技術提案書による敷地計画㊤及び平面図㊦】

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