私立幼稚園の施設整備施策となる県単独事業「私立幼稚園教育環境整備費補助」を所管する群馬県学事文書課はこれまでに、私立幼稚園から施設整備の要望を受け、ヒアリングを開催した。
そのなかから補助に該当する計画がある私立幼稚園へ計画書の申請の提出を依頼していることから、8月中にも補助の対象となる数か所の私立幼稚園が決定する。
この事業は、女性の社会進出を支援する「預かり保育」のための預かり保育室、地域子育て相談室、地域開放スペースなどの施設整備面やソフト面でもバックアップしようと11年度に創設した。補助金の上限を施設整備が500万円、設備整備を200万円にそれぞれ設定しており、当初予算へ事業費として3、000万円を確保している。
施設整備の内容は、預かり保育室の新築または改修、園舎、園庭の開放に向けての様々な整備のほか、設備整備として、すでに預かり保育室を備えている園舎の冷暖房設置などとなっている。なお、事業初年度となる11年度は13園、12年度は12園がそれぞれ補助内示を受けている。