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埼玉県南部河川改修事務所

県内160の一級河川対象に河川整備計画-7ブロック化で河川改修など

2001/07/26 埼玉建設新聞

 埼玉県南部河川改修事務所は、埼玉県内160の一級河川を対象とする河川整備計画に13年度着手する。整備計画は今後の河川整備の指針となるもので、県内を荒川中流右岸、荒川上流、中川・綾瀬川など7ブロックに分け、それぞれ河川改修や調節地・排水機場の新設などをまとめるもの。20-30年後を目標として定めており、業務は8月ごろから順次委託する。このうち、中川綾瀬川ブロックについては調節地、排水機場の新設を計画。また、葛川でも排水機場の必要性が検討されている。

 河川整備計画は、平成9年の河川法改正により従来の治水+利水面での整備計画に、環境への配慮が加えられたことから、流域や支川も含めた計画をまとめるもの。住民意見の反映が位置付けられており、国土交通省の承認を受け策定する。

 整備計画は荒川中流右岸、荒川上流、中川・綾瀬川、小山川、荒川左岸、新河岸川、谷田川の7ブロックに分割。

 計画は50mm対応とし、環境に配慮した護岸整備を含む河川改修、調節地・排水機場の新設などを被害多発地域に重点を置きまとめる。ちなみに12年度末の50mm対応整備の進捗率は53%。このほど完成した大場川上流排水機場(三郷市)は約96億円を投入し、毎秒40立方m(20立方m1基、10立方m2基)のポンプ設備を完備しており、同程度の排水機場新設も考えられる。

 7ブロックのうち荒川中流右岸、荒川上流ブロックについては、国と協力し、国が策定する本川整備計画と整合を図る。12年度に現況調査や課題抽出などを委託し、各ブロック20-40名での懇談会も進めている。同業務は繰越業務のため、整備計画策定業務は下期の委託を予定している。

 現在の業務は荒川中流右岸がパシフィックコンサルタンツ(多摩市)、荒川上流を三井共同建設コンサルタント(新宿区)が担当。

 中川綾瀬川、荒川左岸、小山川ブロックも12年度に現況調査・課題抽出を委託しており8月ごろから順次、策定業務を委託する。住民意見の吸い上げにはアンケートの実施を考えており、タタキ台となる素案をまとめ、住民に提示し意見を求める。

 課題抽出など業務は、中川綾瀬川は東京建設コンサルタント(豊島区)、小山川は大東設計コンサルタント(千代田区)、荒川左岸は建設技術研究所(中央区)が担当。

 谷田川ブロックについては、対象が谷田川のみのため14年度以降の業務委託となる。



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