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山梨県富士東部建設事務所

供用開始は24年度予定/期待される松姫バイパス/県富士東部建設事務所

2008/12/20 山梨建設新聞

 大月市と小菅村を結ぶ幹線道路として早期完成が望まれる松姫バイパスは、大月工区の掘削を終え、現在小菅側取り付け部の小永田1号2号橋架設工事を進めている。供用開始は24年度を予定していて、開通すれば生活幹線道路のほか、緊急輸送道路としての役割を担うものとして期待される。

国道139号大月市深城~小菅村小永田間を結ぶ松姫バイパスは、平成13年から24年までの12カ年計画で建設する県富士東部建設事務所管内最大級の事業だ。

 工事延長は3800m(トンネル部3066m)で、総幅員は8・0m。総工費は98億円余りを見込む。

 これまでに大月側取り付け部の工事や松姫トンネル大月工区(1894・5m)の掘削及び小菅側取り付け部の小永田トンネルの掘削を完了。現在、大月工区の覆工コンクリート工事や小菅側小永田1号橋(L56m)、2号橋(L50m)の製作を行っている。

 小永田1号橋は高田機工(工期・21年度末)、2号橋は飯田鉄工(工期・20年度末)が、それぞれ製作・架設を担当する。

 小永田1・2号橋が完成する22年度には小菅工区(1171・5m)の掘削に入る見通しで、24年度供用開始に向け舗装工事、トンネル設備工事など、順次進めていくとしている。

 このほか松姫バイパス建設に併せ、国道139号大月市七保町上和田地内の未改良区間の拡幅工事(L900m、W7・0m)を予定していて、詳細設計を建設技術研究所(東京都)に委託。21年度は用地取得を行い、その進捗状況により一部着工する。総工費は約15億円を見込んでいる。23年には完成させ、松姫バイパスの供用開始に備える。

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