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千葉県葛南地域整備センター葛南港湾事務所

葛南中央地区で港湾長寿命化計画/港湾施設の維持管理計画など策定

2009/01/07 日刊建設タイムズ

 県葛南港湾事務所は、千葉港葛南中央地区で港湾施設の長寿命化計画を策定する。港湾施設の維持管理計画を策定し、費用の削減や耐用年数の延伸を図る。計画は国の港湾改修(長寿命化化)事業をもとに策定するもので、県内では同地区が初めての実施地区。今後は、残りの千葉港、木更津港でも順次実施していく方針。今年度の計画策定業務は中央コンサルタンツ(千葉事務所:千葉市中央区本町2-1-16)が担当。委託金額は395万円。

 長寿命化計画は、昨年度の国の省令改正により制度化された。港湾施設の老朽化に伴い、従来の事後的修繕工事では、補修事業費が一時的に集中し莫大な費用と時間を要するため、現況を調査し予防保全的な維持管理補修計画を策定し、費用縮減と耐用年数の延伸を図ることにした。

 事業の対象となるのは、係留施設、防波堤、臨港道路などの港湾施設で、葛南中央地区は岸壁を対象に実施する。主要な岸壁の耐震診断を実施し、総合的な評価を行い、補修計画を策定する。

 対象となる岸壁は、東ふ頭のA、B岸壁と中央ふ頭北のB、C、D、E、F、G、I、J、K、L岸壁の12施設。

 千葉港葛南中央地区は、船橋市と一部市川市に位置し、食品、石油及び化学工業、機械金属取扱企業などが立地し、専用の-6.5m岸壁をはじめ、公共の-2mから-10m岸壁が整備されている。また、04年度から一部の岸壁について、-12m岸壁への改良整備が進められている。

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