群馬県住宅課が所管する高崎市にある中尾県営住宅の改善で、工事に先立つ設計が県建築設計センター(前橋市元総社町2578-29、電話027-255-1101)で進められている。このほど、建築主体の業務を城田建築設計事務所(高崎市八千代町3-8-15、電話027-325-6085)が担当することがわかった。
設計の履行期限を10月15に設定、工事は指名競争入札で建築、電気、機械の3分離のほか、随意契約でガス設備を、11~12月にかけてそれぞれ発注する見通し。
この住戸改善は、昭和40年代に建設した中尾県営住宅の老朽化が進行し、延べ床面積も狭小なことから、居住者の要望を受け、2戸を1戸にする小住宅スペースを形成するとともに、高齢者用も併せて整備し、居住水準の向上を図るもの。
対象となる県営住宅は、規模がRC造5階建ての1棟で、小住宅と高齢者用を合わせた居住スペースを形成するほか、エレベータを設置し、外壁の改修も行う。現在の戸数は40戸だが、改善後の戸数は、居住者の要望を受け決めるため、現段階では流動的となっている。なお、工事期間に約8か月を見込んでいる。