県住宅課は湯村団地住宅建て替え事業で、第2期工事の施工業者を決定した。このうち簡易型総合評価方式で選定した建築の2工区は、価格点1位を逆転し技術評価点でトップを獲得した国際建設・佐野工務店JVが落札業者に決まった。
2工区は応札者3者中、価格1位の業者の3億5300万円に対し、国際・佐野JVは3億6600万円と1300万円の開きがあった。しかし、技術評価点が130点でトップとなり、総合評価値35・519点で逆転落札となった。
一方、1工区は価格点、評価点ともに1位の内藤ハウス・興龍社JVが3億4000万円で落札している。
湯村団地(甲府市湯村3丁目)は既存14棟のうち老朽化が激しい11棟を解体、残る3棟と新たに4棟を建設し、合わせて7棟に整備するもの。工事は第3期に分けて、平成17年度~24年度の計画で進めており、第2期(平成19年度~22年度)は1棟の建設と既存4棟を解体する。
建設工事は3分離1、2工区に分けて発注され、1工区の電気設備は長田電業社4870万円、給排水設備は甲府冷暖工業が2943万5000円、2工区の電気が小林電気商会4999万円、排水設備は日設工業3056万円でそれぞれ落札した。
工事規模は、RC造6階建て1棟(72戸)で、1工区・2工区が各36戸を建設、平成22年5月の完成を見込んでいる。第2期の設計業務は雨宮建築設計事務所が行った。
なお、既存(6・7・8・9号館)の解体工事は鈴健興業が担当し、1月末の工期で作業を進めている。