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㈱日立製作所/水戸総合病院新病院棟新築/起工式を挙行

2009/01/20 日本工業経済新聞(茨城版)

 ㈱日立製作所(東京都千代田区、古川一夫執行役社長)は19日、水戸総合病院新病院棟新築工事の起工式を現地のひたちなか市石川町地内で挙行した。㈱日立製作所の葛岡利明執行役常務をはじめ、永井庸次水戸総合病院院長、本間源基ひたちなか市長、設計者の㈱日立建設設計、本体施工の大成建設㈱など、関係機関から多数出席し、無事故無災害の安全施工を祈願した。工事は、本体工を大成建設㈱(東京都新宿区西新宿)、電気設備を日立設備エンジニアリング㈱(日立市会瀬町)、空調設備を㈱日立プラントテクノロジー(東京都豊島区東池袋)、給排水設備を㈱瑞穂(東京都文京区小石川)がそれぞれ担当する。完成予定は22年3月で、同年4月から新施設での診療開始を予定している。

 

 式のうち鍬入れの儀では、今田哲夫㈱日立建設設計取締役社長による斎鎌の後、斎鍬を永井水戸総合病院院長と葛岡㈱日立製作所執行役常務の2人が実施。斎鋤を大成建設㈱の園田邦之取締役副社長が行った。

 水戸総合病院新病院棟は、既存施設が築後35年以上が経過し老朽化しているため、「地域完結型病院」として医療機能の強化を目指し、既存建物の北側敷地3万6025・88㎡に建設するもの。

 構造は、RC造で免震、一部耐震構造を採用。地上6階建て(塔屋・平家建て)で、延べ床面積は2万844㎡。

 施設内部は、1階部分に外来中央診療部門・救急、2階部分に手術室・重症集中治療室、3階~6階部分に入院病棟を配置するほか、病床数の増床(288床)、入院個室の拡張(106室)を行う。

 また、脳血管疾患などの回復期リハビリ病床(50床)および放射線治療施設の新設に加え、重症集中治療室の増床などを実施する。

 設計は、㈱日立建設設計(東京都千代田区)が策定した。

 本体工事を大成建設㈱、電気設備を日立設備エンジニアリング㈱、空調設備を㈱日立プラントテクノロジー、給排水設備を㈱瑞穂がそれぞれ担当し、22年3月の竣工、同年4月からの供用開始予定している。

 既存病院は、新施設の完成後、一部を残しすべて解体され、跡地に駐車場や緑地を整備する。


【写真=①今田哲夫㈱日立建設設計取締役社長による斎鎌②斎鍬を永井水戸総合病院院長と葛岡㈱日立製作所執行役常務③斎鋤を大成建設㈱の園田邦之取締役副社長④本間源基ひたちなか市長などが参加⑤ひたちなか市石川町の建設予定地】


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