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埼玉県ふじみ野市

基本計画を策定/ごみ処理広域化計画/ふじみ野市と三芳町

2009/01/27 埼玉建設新聞

 ふじみ野市と三芳町の広域化で推進を図るごみ処理施設建設に向け、基本計画がまとまり意見募集が開始された。募集期間は2月24日まで。施設規模は、熱回収施設の処理量172t/日(24時間稼動)、リサイクルセンター46t/日(5時間稼動)、保管設備64t/日で構想。年次スケジュールは、循環型社会形成推進地域計画や事業手法の検討などを平成22年度に委託し、25年度に建設に着手。28年度には供用開始とする考えを示している。

 ごみ処理施設広域化計画は、三芳町清掃工場(大井武蔵野1385)と、ふじみ野市上福岡清掃センター(駒林1104)などが、設置から30年以上経過し、現在の処理システムなどに対応できないことや、循環型社会の形成に向け必要とされていることから検討しているもの。施設整備適合地選定については、おおむね3haを建設可能面積と見込んでいるほか、3カ所程度選定する意向。

 また、整備方式については、公設工営方式とPPP方式(PFI手法およびDBO方式)に分け検討することを提示。いずれも総合評価方式としている。両方式とも年次スケジュールほぼ同じだが、PPP方式を採用する場合、供用開始が早まる可能性があるとの見通しも立てている。

 一方、現有施設(ふじみ野市上福岡清掃センター、同市大井清掃センター、三芳町清掃工場、ふじみ野市一般廃棄物最終処分場、三芳町最終処分場)については、計画的な施設整備を行い平成27年度まで安定稼動を図る意向。このうち、ふじみ野市一般廃棄物最終処分場と三芳町最終処分場は、新施設稼動後の対応は今後検討する予定。残る3施設は稼動後停止するとしている。

 なお、問い合わせは、ふじみ野市(広域ごみ処理施設建設準備室、電話049-261-2611)と三芳町(自治環境課、電話049-258-0019)まで。



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