稲敷市都市計画課は、小野川の河川敷に立地するリバーサイド公園の基本・実施設計を㈱都市環境計画研究所(東京都千代田区)で現在策定中。年度内に策定を完了し、来年度から工事に着手したい考え。工事は全体を3期に分け、23年度までの3カ年で整備。21年度は1期工として、敷地内の施設解体および造成工事、子ども広場に取り掛かりたい考え。全面供用開始は23年度末を見込んでいる。総事業費は3億2200万円。
リバーサイド公園は、通称カボチャ公園と呼ばれており、小野川の河川敷に沿った場所に立地している。規模は1万6820㎡。ローラースケート場やアスレチック広場のほか、数々の遊具が配されている。
今回市では、「江戸崎まちなか地区」のまちづくり交付金を活用しての全体的なリニューアルを計画。
既存の施設を全て取り壊し、レイアウトを変更。小野川側から向かって右側に子ども広場を配するほか、中央から左側にかけて芝生広場を整備する。
子ども広場は、敷地の約3割(現在のアート広場~トイレ付近まで)を利用。内部に複合遊具などを配する。
芝生広場は、敷地の7割を使用。子ども広場との境界に高台を整備し眺望を確保する。また、小野川堤防と間にある水路を跨ぐデッキ(歩道用)2カ所を整備し、堤防との一体化を図る。
なお、既存駐車場は解体し、公園敷地とするほか、新駐車場を現在のローラースケート場部分に50~60台分整備する。
これに伴い、これまでは市街地側からしか入れなかった駐車場に大正橋側からアクセス出来るよう、車道用のデッキをJA付近に1カ所整備する。
昨年7月には、基本・実施設計の策定を㈱都市環境計画研究所に委託。基本設計の策定は完了しており、現在実施設計の策定中。今年度末の完了を予定している。
市では、来年度から既存施設の解体および造成のほか、子ども広場の整備に取り掛かりたい考え。22年度当初には、子ども広場の供用開始を見込む。
22年度以降は、芝生広場やデッキの整備などを順次行い、23年度末の全面供用開始を目指す。
総事業費は3億2200万円。