四日市場上野原線改良事業で県富士東部建設事務所は21年度、新天神トンネル本体工事に着手する。事業費は5億円を超える見込みで議会承認が必要となるため、9月議会承認後に発注、入札は総合評価落札方式で行う予定。設計は開発設計コンサルタント(東京都中野区弥生町1-58-4■03-5371-9588)が手掛けた。
工期は22年度末までを見込んでおり、23年度からトンネル設備工や舗装工、及び取付部の工事に取りかかり、同年度末の供用開始を目指す。
同事業は、旧秋山村と上野原市中心部を繋ぐ生活幹線道路の整備事業として、17年度に事業着手。
取り付け部を含む総延長1650m、総幅員7・0mでトンネル部は約550m。総事業費は約25億円を見込む。これまでに道路改良工や残土処理場の整備、及び用地取得などを進め、事業の進捗率(事業費ベース)は約10%。
天神トンネルは明治後半に建設したもので、老朽化が著しい上、幅員4・3mの1車線と狭く、大型車の擦れ違いも困難な状況。以前から地元からも改善要望があがっている。
【写真=明治後半に建設した天神トンネル】