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茨城県日立市

一般会計3年ぶりの増額

2009/03/03 日本工業経済新聞(茨城版)

 日立市(樫村千秋市長)は、平成21年度当初予算案を発表した。主要事業では、小中学校屋内運動場の耐震化事業に2億8508万円予算化し、小学校6校で実施設計、小学校4校と中学校2校で耐震診断、会瀬小・中小路小・油縄子小で耐震補強工事を実施する。継続の日立駅周辺地区整備事業は20億7150万9000円を計上し、駅舎橋上化に伴う自由通路新設を行う。一般会計は、3年ぶりの増額となる605億400万円(前年度比3・9%増)。その中でも普通建設事業費が42・5%増となる80億3573万6000円と積極型の予算編成となった。

 21年度に計画する主な事業をみると、学校施設で小中学校の体育館耐震化推進事業に2億8508万円を計上し、21年度から会瀬小(昭和46年竣工・S造平屋建て、延べ床面積739㎡)、中小路小(昭和43年竣工、S造平屋建て、延べ床面積739㎡)、油縄子小(昭和46年竣工・S造平屋建て、延べ床面積739㎡)の耐震補強工事に着手し、鉄骨ブレース補強を計画している。設計は、柴建築設計事務所(水戸市泉町)に委託した。

 新規事業では、会瀬小学校校舎実施設計委託料に2017万5000円を計上。20年度に横須賀満夫建築設計事務所(水戸市南町)が耐震診断を実施した結果、危険性が高いと判断されたため、21年度から既存の普通教室棟①(昭和48年竣工・RC造3階建て、延べ床面積1601㎡)、普通教室棟②(昭和49年竣工・RC造3階建て、延べ床面積804㎡)、管理棟(昭和49年竣工・RC造3階建て、延べ床面積1361㎡)、管理棟(昭和49年竣工・RC造3階建て、延べ床面積1361㎡)の大規模改造工事に向けた実施設計に着手する。

 日高中学校は、既存校舎(RC造3階一部4階建て、延ベ床面積5305㎡)を全面改築するため、21年度に設計プロポーザルで実施設計まで策定。22年から本格的な工事に着手する。設計費5905万円を計上した。耐力度調査は20年度に日木産業が行った。

 そのほかの事業では、土木費で、常陸多賀駅前広場再整備事業に2101万6000円を計上。老朽化に伴う駅前広場の再整備や、高齢者なども利用しやすいバリアフリー施設を整備する。21年度は、再整備に向けた設計をまとめる。本体工事は、22年度を予定しいている。

 南北地区の調和を図るため、南部地区に建設を計画している新図書館建設事業に108万5000円を計上。20年度に市民などで構成した懇話会を設置し、効果的な新図書館建設について検討。

 21年度は、同建設に向けた設計プロポーザルを発注する考えだ。現状では、旧日立電鉄線の久慈浜駅跡地が建設地として有力候補だ。

 日立電鉄線跡地活用検討事業に4025万9000円を予算化。旧日立電鉄線大甕~久慈間(2・1㎞)にバス専用道路を整備するため、21年度は測量調査や詳細設計に着手する計画だ。

 特別会計や企業会計では、動物園事業特別会計で動物園活性化事業費に1億1893万円を予算化し、中獣舎整備の設計や、サル舎の設計、ゾウ放飼場整備工事など実施。

 霊園事業特別会計では、鞍掛山霊園の墓地整地工事費に9000万円を計上する。

 水道事業会計では、水道施設管理システム整備工事に8954万4000円を計上。

 下水道事業会計では、雨水対策費に2億5683万6000円を予算化。瀬上川・泉川流域浸水対策として、久慈町と水木町で雨水管渠築造工事を実施する。 

 また、21年度予算案では、日立製作所を中心とした事業所からの法人市民税が42・9%減となる過去最大の下げ幅が見込まれている。


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