記事

事業者
埼玉県和光市

越後山土地区画整理事業、14年度にも地区境測量・権利調査などに着手

2001/08/16 埼玉建設新聞

 埼玉県和光市が組合施行で計画している越後山土地区画整理事業は、農地地権者を対象とした意向調査を含め、十数回にわたる説明会を開催、地権者の合意形成が図られれば14年度にも地区境測量・権利調査などに着手したい方針だ。

 同土地区画整理事業は、練馬区境の南1丁目地内で、整備対象面積は約15・3ha。昭和59年に暫定逆線引きされた市街化調整区域。

 これまでの経緯は、平成8年に設立準備委員会を発足、9年度には昭和(千代田区)が事業計画書を作成するとともに、準備委員会に概要説明と計画を提示。さらに、12年2月には宅地地権者を対象とした懇談会を実施してきた。

 しかし、地権者の大半が反対の意向を示しており、計画は暗礁に乗り上げた。現在、準備委員会を中心に合意形成に向けた勉強会などが行われており、大方の賛同が得られれば、改めて事業計画の策定作業に着手する方針。

 地区内の公共施設配置は、都市計画道路は設けず、約2万3、750tの調整池、街区公園3か所などの整備を予定している。

 また、概算事業費は、1㎡あたり3万4、100円の丸山台土地区画整理事業を参考にした場合、52億1、730万円を見込んでいる。



紙媒体での情報収集をご希望の方は
建設新聞を御覧ください。

建設新聞はこちら